2006年03月11日

第15話 絆 

「ちょっと待って!」

 タピオカーン一味到着のニュースを聞き、すぐさま現場へ向かおうとしたサバレンジャーに田中が声をかけた。

「どうした?田中。」

 レッドは振り返って田中を見た。

「わ、私もついていっちゃだめかしら?」

 田中はうつむきながら小さな声でつぶやいた。

「田中。お前は来ちゃだめだ。今回の戦いは今までで1番厳しいものになるだろう。俺だって命を落とすかもしれない。それなのにお前を連れて行けるわけないだろう。」
「お願い。あなたと一緒に行きたいの。無謀かもしれない。でも、このまま家にいたら絶対後悔すると思うの。わたしも一緒に戦う。いつもあなたと一緒だったじゃない。死ぬときも一緒よ。お願い。連れて行って。」
「・・・田中。」

 レッドは突然のことに迷っていた。するとそれを見ていたオレンジが口を開いた。

「あんた。連れて行ってあげなよ。あんたのことをここまで考えてくれている人なんて他にいないわよ。私でも無理。それに、今は1人でも多く人手がほしい時じゃない。」

 それを聞いたブルーがオレンジに続いた。

「そうヘビよ!田中はんの気持ち、大事にしてあげなきゃだめヘビ。それに川島だってタピオカーンと一緒に地球に来ているはずヘビ。会わせてあげたいヘビ。」
「・・姉ちゃん。・・ブルー。」

 レッドはオレンジとブルーの方を見ずにただ2人に名前をつぶやくだけだった。そして3分ほどの沈黙を経て、レッドが何かを決心したように言った。

「・・わかった。一緒に行こう。」
「あなた。ありがとう!ほんとにありがとう!」

 田中は満面の笑みでレッドにお礼を言った。しかし、レッドはそれに反応することなく続けた。

「ただ1つ条件がある。俺が危険だと判断したら、必ず逃げると約束してくれ。」
「・・え。」

 田中はレッドが提示した条件に困惑している様子だった。

「・・・わかったわ。約束する。」
「よし、決まった。時間がない。早く準備するんだ。」
「・・うん。」

 田中は出発の準備をするため、自分の部屋に戻った。

「俺たちもこの間に準備だ!一刻を争うぞ!」

 レッド、オレンジ、ブルーの3人は着の身着のまま出発しようとしていたため、何の準備もしていなかった。3人も各自の部屋に戻り、出発の準備を始めた。


posted by Flyers at 19:23| Comment(1) | TrackBack(0) | サバレンジャーforever | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
これこそが『愛』ですねっ(-_☆)(笑)
Posted by クローバー at 2006年03月14日 22:16
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