2006年02月20日

第10話 あと1年

「チョット待ッテクダサイ。カワシマハアキレス星ニ来テマダ5年デス。イクラナンデモ早過ギルトオモウノデスガ。」

 ロボドリアンは短い手足を最大限に使って不満を爆発させた。そしてカマーンもロボドリアンに続いた。

「ロボドリアンの言うとおりよ〜。いくらタピオカーン様の判断と言えど、それだけは納得できませ〜んことよ。しかも、川島は地球からやってきたらしいじゃな〜いの。自分の故郷を自分の手で滅ぼせるほど非情な奴には見えませ〜んけど。ねえ〜、ぽっちゃり君。」
「・・・・zzz。」
「ま〜た寝てるわ。ほんとよく寝る子。まあ、いいわ。手羽先マンもそう思うでしょ〜?」

 カマーンは深い眠りについたままのぽっちゃり君を無視し、手羽先マンに同意を求めた。

「ほい。あたしも反対です。聞くところによると、川島の父親はあのサバレンジャーのリーダーであるイカレッドのようですし。地球に着いた瞬間裏切られたら、たまったもんじゃないですよ。」
「そうなの〜!?それは初耳だわ〜。とにかくみんな今回の地球侵略に川島が参加するのは反対ってことよね〜。ね〜川島。あんたはどうなのよ〜。」

 カマーンは今まで黙ってうつむいていた川島に語りかけた。

「・・ぼ、ぼくは・・。」
「どうしたの〜!?何か言いなさいよ〜。」

 カマーンはそう言うと川島に近づき、胸ぐらをつかんだ。そしてそれを見ていたタピオカーンがついに口を開いた。

「やめるタイ、カマーン。確かにお前らの気持ちはわかるタイ。しかし、なんで川島がここアキレス星にやってきたか知ってるかタイ?地球を滅ぼすためタイよ。川島は地球人が憎くてしょうがないタイ。裏切ることは絶対にあり得ないタイ。」
「確カニソウカモシレマセンガ・・。」

 ロボドリアンは未だ納得いかないようすでタピオカーンの顔を見た。

「よく聞くタイ。それに今回の地球侵略には川島が必要タイ。さっき手羽先マンが言った通り、川島の親父はイカレッドタイ。そこでタイ。親父が実の息子と戦えると思うかタイ?」
「あたしには無理です。なるほど、川島はイカレッドの動きを封じる人質の役目を担っているということですね。」
「その通りタイ。リーダーであるイカレッドの動きさえ封じれば、サバレンジャーの力など全然怖くないタイ。川島。協力してくれるタイな。」

 タピオカーンは鋭い目つきで川島を睨みつけた。

「・・・はい。」

 川島は真っ青な顔でそう一声発するのがやっとのようであった。

「よし決まったタイ!出発まであと1年タイ!各自体調をしっかり整えて出発に備えるタイ!いいなタイ!?]
「は〜い。」
「ハイ。」
「ほい。」
「・・・zzz。」
「・・・は、はい。」

 川島は誰もいなくなった居間で1人何かを考えているようだった。






posted by Flyers at 22:24| Comment(0) | TrackBack(0) | サバレンジャーforever | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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