2006年02月11日

第7話 新メンバー

 レッドとブルーはいつものように近くの広場で修行に励んでいた。午前の修行を一通り終え、2人は昼食をとるためレッドの自宅へと向かった。

「いや〜、お前も強くなったヘビ!修行を始めた頃とは比べものにならんヘビよ。8年前以上かもしれないヘビ。」
「まあ、こんなもんよ!しかしあの必殺技さえ決まれば、さすがのタピオカーンもひとたまりもないだろうな。」
「そうヘビねえ。でもまだまだ時間がかかりすぎヘビ!」
「そうだな。どんなにすごい必殺技でも、溜めの段階で隙だらけになってしまったら意味がないからな。」
「そうヘビ!頑張るヘビよ!腹ごしらえして、またすぐに修行ヘビ!」
「おう!まっ、いつものように昼食はイカリングだけどな。」

 2人はこの修行でかなりの手ごたえつかみ、そして新必殺技をあみ出したようだった。その余裕からか2人の顔には終始笑みがこぼれていた。

「田中はん!腹減って動けないヘビよ!」

 ブルーはレッドの自宅に到着するといつものように勢いよくドアを開けた。

「・・・!?お前は誰ヘビ!レッド!早く来いヘビ!中に変な奴がいるヘビ!」
「何!?・・田中は無事なのか!?」

 レッドはブルーに続き家の中へと入った。2人はすでに戦闘態勢をとり、敵の攻撃に備えていた。

「・・・あんた。自分から呼んでおいてその扱いはないでしょ。」
「・・あ・・、お前だったか・・。」

 ソファーに堂々と腰掛けた女はレッドを見るとあきれたように言った。そして、台所から田中が慌てた様子でお茶を持って戻ってきた。

「あなた。お客さん来るなら先に言ってよね。ちらかりっぱなしじゃないの。ほんとに汚い部屋でごめんなさいね」
「いえいえ。気にしないで。」

 女はそう言うと立ち上がりレッドに近寄った。そしてレッドの顔を覗き込んだ。

「18年ぶりかしら?あんたも老けたわねえ。こう見るとやっぱり似てないわ。姉弟なのに。」
「うるせえ!姉ちゃんこそ老けたな。若い頃は少しはイケてる姉ちゃんだと思ってたのにがっかりだぜ。」
「あーら、そんなこと言うなら帰るわよ。いいの?他でもない弟の頼みだからはるばる遠くからやってきたのに。」

 女はそう言うと再びソファーに腰を下ろした。そこで、これまであっけにとられたように呆然としていたブルーが口を開いた。

「あのヘビ。わいの聞き間違いかと思うヘビけど、さっき確か2人は姉弟って・・。」
「あなた何も知らないのね。レッドから聞いてない?私たちは紛れもなく姉弟よ。まあ、腹違いだけどね。私の名前はヒトデオレンジ。よろしくね。あんたは?」
「そ、そうだったヘビか。レッドがこの前言ってた心当たりってあんたのことだったヘビね。わいの名前はウミヘビブルー。レッドと一緒に修行しているヘビ。じゃあ、一緒にタピオカーンと戦ってくれるヘビか?」
「可愛い弟の頼みだからね。あの子が私に頼みごとをするなんて初めてだから。」

 レッドは照れくさそうに視線をオレンジから逸らした。田中は未だに事態を飲み込めていないようだった。
 
posted by Flyers at 22:16| Comment(0) | TrackBack(0) | サバレンジャーforever | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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